過払い金とは
お金を借りるときには,通常,利息を年率何%にするかの合意をします。
あなたはその合意に基づいて返済をしてきたわけです。
利息については,利息制限法という法律が上限を決めています。
例えば,10万円以上100万円未満借りた場合の利息の上限は,年率18%以下としなければならないと利息制限法で定められています。
年率18%を超える利息で契約していたとすると,年率18%を超えるいわゆるグレーゾーン部分は,無効とされます。
10万円借りた場合に,年率30%の利息で契約していたとすれば,年率12%分は無効となります。
つまり「支払う必要がなかった」のです!
このことを知らずに利息を支払い続けた場合,支払う必要のなかった分までも払い続けたことになります。
この分は,元金の返済に充てられ,それでも余った分は,「返してもらえる」のです!
すでに借入金は全額返済していたとしても,過払い金返還請求の時効は10年と定められていますので,完済後10年以内であれば「取り戻せる可能性はある」のです!
※過払い金には年率5%の過払い利息が付きます。