過払い金は，払いすぎた金利に相当する過払い元本と，年5％の利息に相当する過払い利息を合わせたものをいいます。

過払い元本は，もともと，請求した方のものですので，利益を得ているわけではなく，税金が発生することはありません。

これに対し，過払い利息は，貸金業者から支払われるものですので，過払い利息を受け取った場合には，利益を得ていることとなります。

そのため，過払い利息の部分に関しては，雑所得として課税の対象となります。

なお，雑所得の総額が20万円を超えない限りは，確定申告をする必要はありませんが，雑所得の総額が20万円を超える場合には，確定申告をする必要があります。