高次脳機能障害の後遺障害(後遺症)等級認定のポイント|交通事故に強い弁護士

交通事故被害相談 by 弁護士法人心

高次脳機能障害後遺障害(後遺症)等級認定のポイント

1 高次脳機能障害とは

高次脳機能障害とは,交通事故などで脳が損傷した場合に起こる,記憶障害や集中力障害,判断力低下,人格変化等の症状が発生する後遺症です。

2 等級認定の仕組み

高次脳機能障害は,1級から9級の等級が置かれています。

この判断は専門性が高いことから,「特定事案」という扱いとなり,審査の際には,外部の専門家が参加する専門部会によって,慎重な判断が行われています。

どの等級が認められるかによって,賠償額が数千万円単位で大きく変わってくるのですが,適正な補償を受けるためには,通院段階から適切な準備をすることが必要となってきます。

3 等級認定のポイント

  1. 1 画像所見の有無

    この後遺症は,脳の損傷によって生じるものです。

    脳の損傷を確認するためにはCTやMRIが有効とされています。

    ただ,画像上損傷が明らかでない場合であっても,「びまん性軸索損傷」が疑われる場合には,後遺障害と認められる場合があります。

    「軸索」というのは,神経細胞の細長い突起部分のことで,ここが傷ついて断線してしまうことで,脳内の情報伝達ができなくなってしまいます。

    「びまん性」というのは,広範囲に病変が広がっていることをいうので,「びまん性軸索損傷」とは,広範囲にわたって神経の伝達ができなくなってしまう状態のことをいいます。

  1. 2 意識障害の有無

    この後遺症は,受傷後に意識消失を伴うような場合に起こりやすいとされています。

    意識障害については,JCS,GCSといった基準が用いられます。

    これらの基準は,意識障害のある患者に対し,呼びかけを行ったり,痛みなどの刺激を与えた足りしたときの反応を見てそれを点数化したものです。

    JCSが2~3桁,GCSが12点以下の状態が6時間以上続いた場合,あるいは,JCSが1~2桁,GCSが13点から14点の状態が1週間以上続いた場合には,後遺障害となる可能性が高いといわれています。

    ただ,この数値については,救命救急の切迫した状況で作成されることも多く,JCSとGCSを取り違えてしまうことなどもありますので,場合によっては,この数値の修正等を求める必要があります。

  1. 3 症状の程度

    1,2は,後遺症として認められるかどうかにかかわるものですが,⑶は,どの等級が認定されるかにかかわる部分です。

    はじめにご説明したように,高次脳機能障害はさまざまな症状が生じる可能性があります。

    この症状について,医師に診断書等を書いてもらうのですが,医師が患者の日常生活のすべてを把握しているわけではありません。

    より正確な症状を把握し,適正な補償を受けるためには,一緒に生活をする家族や,共に働く同僚など,周囲の人々の協力が重要となってきます。

4 弁護士によるサポートの必要性

この分野は,極めて専門性が高く,高度な知識を要求されるものです。

また,後遺障害申請の際には,日常生活の状況等,症状の程度について,はじめから詳しく検討されるので,一度認定された等級を覆すことは極めて難しいものです。

そのため,最初の後遺障害申請が重要になってきますし,適正な等級認定を受けるためには,周到な準備が必要です。

保険会社任せ,医者任せにしていては,正当な補償が受けられなくなってしまうことがあります。

後遺障害に詳しい弁護士に,一度相談してみることをお薦めします。

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交通事故による重い後遺症

交通事故のケガの中でも,こちらでご説明をしている高次脳機能障害というケガは,非常に重いものとなります。

そのため審査においては非常に慎重な判断が行われておりますし,交通事故被害者の方は早い段階からしっかりと準備をして,適切な認定をしてもらう必要があります。

とはいえこれだけ重大な交通事故のケガに関しては,専門性も極めて高くなりますので,個人では何をすればいいかわらなくなるかもしれません。

当法人ではこれまでに数々の後遺障害等級申請を行ってきており,高次脳機能障害のように重いものも多数取り扱っておりますので,安心してご相談いただきたいと思います。

当法人がこれまでに取り扱ってきた交通事故案件に関しましては,「解決実績」のページをご覧ください。

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